シンフォニークルーズについて
東京湾のクルージングレストラン。船から見える景色を眺めながらご飯を食べるという、ぜいたくを味わえます。
船は、日の出埠頭を出て、レインボーブリッジを通り、お台場や船の科学館付近を廻り、東京ゲートブリッジをくぐり、羽田空港付近を通り、戻ってくるというな航路になります。所要時間は2時間ほど。
今回、連れがフレンチコースの割引チケットをたまたま入手したので、仕事を休み、平日のサンセットクルーズ(16:30~18:30)で行ってみました。
総評・レビュー
異次元空間での食事は一生モノ
まず、料理は、全体通して印象に残るものは無く。これはコースの価格が安いゆえ、しゃーなしという結論です。
記憶に残ったのはお客さん。フレンチコースのフロアの席数は100以上ありましたが、我々含め4~5組くらいしかおりませんでした。その内訳がすさまじく、パパ活カップル、ゴスロリの格好をした女性グループ、外国人という構成。(ちなみに、ディナークルーズだと観光客多めで待合室に人が溢れてました)。
そして、良く分かりませんが、ガラガラのフロアに、我々含め他のお客さんが密集させられるという配置。中央にはきれいなドレスを着た女性がピアノ演奏に興じる。何とも異様な光景でした。
我々が座ったテーブルの前後にパパ活カップルがいたため、男性の求愛アピールとそれをいなす女性の会話が終始聞こえてき(会話の詳細は割愛)、なかなか食事に集中できず。そして、テーブルをはさんでゴスロリ勢が撮影会をしております。
ある意味、平和な日本を見ているようで、とても記憶に残りました。
お店の雰囲気・外観
・受付
歴史を感じさせる佇まい。中は待合室。
・船
我々が乗ったのはモデルナという、2020年にコロナでお世話になった名前とおんなじ。収容人数は600人ほど。
・食事フロア
中世のヨーロッパの映画を観てるよう。高級感漂います。中央にはピアノの演奏。
・景色①
アナウンスとともにパシャリ。ですが、これがなんなのか分かりません(きちんとアナウンスを聞いとけば良かった)。
・景色②
海の中にぽつんとある小島。シュールです。
・景色③
サンセットが目に突き刺さり、かつ暑い。周囲の外国人の方々はサングラスして臨みます。
・お土産コーナー
見るだけ。
・船外デッキ
風が心地よく、一番のビューポイント。下の階のデッキは、専門学校の方々で賑やか。
・海
なんか濁ってるように見えました。太陽のせいなんですかね。
5段階評価
- 料理・味:★★
- サービス:★★★★
- 雰囲気・居心地:★★★★★
- コスパ:★★★★
- お酒・ドリンク:★★★
料金・価格
今回利用した平日のサンセットクルーズは以下の内容となっております。(なお、料金は、料理のジャンルや曜日、大人や子供によって、かなり細かく分かれるので一部だけ抜粋)
【フレンチ】
- ラ・メール:10,500円
- シェフのおすすめ:13,000円
- プレミアム特選牛:16,500円
【寿司】
- 寿司懐石 雅:15,000円
【イタリアン】
- 10,500円
今回はフレンチの「シェフのおすすめ」:13,000円にしました。乗船料が3,600円なので、実質料理だけの価格は1万を切るような感じ。ので、都内だと、ビストロとかと同じなじくらいでしょうか?連れと「過度な期待はしないでおこう」と話してたりしました。
ドリンクは、かなり価格のレンジが広く、グラスワインが1,000円台前半~2,000円台となっております。ペアリングも同じで、ワインによって4,000円~9,000円(グラス数は同じ)となっております。今回、8,000円のスパークリングロゼのボトルにしました。ので、一人当たり17,000円。都内でのフレンチに比べると半分近くの価格。
料理・コース
・ビシソワーズ
特段記憶に残らず。
・エビのテリーヌ グリーンピースのソースを飾って
エビのテリーヌの周囲には、キャビア、北寄貝、ホタテ、謎の白身魚が集っています。緑色はグリーンピースのソース。ついさっきまで冷蔵庫で冷やしていたかのように、全体的にどの素材も少し固い…。そして、テリーヌはエビの風味や味は感じることができず。
・パン
バゲットが2切れでお代わりとかは無く。テーブルにはオリーヴオイルとバターがこんもりあったので、連れはバターを、私はオリーブオイルをめちゃんこ付けて食べました。
・太刀魚のポワレ ハーブ香るノイリー酒のソース
前菜と打って変わって、これは美味しい(コースの中で唯一これだけが美味しかった…)。太刀魚は上質な脂の旨味を感じることができ、ソースも王道で、白ワインの酸味に生クリームのコクをきちんと味わえます。本日のBEST。
・国産牛のステーキ 季節の温野菜添え
ゴロゴロした牛3切れのステーキ。ボリュームはそこそこありますが、牛特有の臭みが少し目立ちます。ソースは3種類あり、左からマスタード、塩、フォンドヴォー的な何か。臭みを消すために、マスタードをフル活用しました。付け合わせはキッシュとスナップエンドウ、サツマイモ。こちらは可もなく不可もなく。
・ティラミス的なスイーツとアイス
スタッフの説明を聞き漏らしてしまい、デザートがよく分からず。日差しがまぶしいゆえ、アイスが体を冷やしてくれます。それ以外には特段印象に残らず。
ご飯を食べた後は、みな席を立ち、デッキやバー、お土産コーナー、喫煙所に向かいます。船内にはオペラをやっており、観客多数(下のビュッフェフロアは、専門学校勢)。歌の良し悪しは分かりかねますが、笑顔がとても素敵な方でした。
ごちそうさまでした。
店舗情報
- 住所:東京都港区海岸2-7-104 シーライン東京
- 最寄り駅:ゆりかもめ日の出駅より徒歩1分、山手線浜松町駅南口より徒歩12分、都営大江戸線大門駅より徒歩15分
- 予約:公式サイトほか
- 営業時間:ランチクルーズ11:50~14:00、アフタヌーンクルーズ15:00~15:50、サンセットクルーズ16:20~18:20、ディナークルーズ19:00~21:30
- 定休日:無休