総評・レビュー
ハンマーでぶん殴られた感じ。美味しい
たまにはひとり飯ではなく、同期の友人との飲み(私にも少数の友人がいます、精鋭ではありませんが)。今回はかつての同期と、マーケティングの未来の議論をし、売れないミュージシャンの話をし、かつての上司のダメ出しをし、お互いの人格を否定して終わるという、全体的に崇高な会話を繰り広げました。
んで、初利用のmellowさん。池尻大橋駅・神泉駅、そのどちらからも徒歩10分以上歩かせ、適度な運動を推奨する立地にあるビストロ・オイスターバー。オープンは2021年9月と比較的新しいお店です。
料理についてですが、「どうせ池尻でしょ」と思っていた私を、ハンマーでぶん殴られた感じ、すべて美味しい。ジャンピング土下座したいくらいです。
とりわけ、お店の代表作(?)である牡蠣。身は小粒ながらも、3種類の味(牡蠣オイルとゴルゴンゾーラ、香草パン粉焼き、生ハムと燻り漬け焼き)が、それぞれ印象的で、酒飲みにはたまらない濃ゆい味です。
グラスワインにいたっては1,000円を切る安さ。しかも、これでもかという位注いでくれます。きっと、我々の崇高な会話に感銘を受けたに違いありません。
お店の雰囲気・外観
目黒川沿いにあり、閑静な住宅街にひっそりと佇んだ隠れ家。お店のドアを開けると、大きなカウンターがあり、カウンターの両隣にテーブル席という構成。照明は暗めで上質な空間という感じです。料理をこぼしてもきっと気づかれにくいでしょう。
お客さんは8割くらいの入り。20代、30代が中心でしょうか。女性比率高めです。みなデザイナーか?って思う位おしゃれです。おひとり様もちらほらカウンター席にいらっしゃいます。居心地が良いので、ふらっと飲むには最適な空間なのでしょう。
カウンター越しにキッチンが良く見え、ダンディなシェフとイケメンのお二人が手際よく料理をしています。ホールの女性の方は、丁寧かつ気配りのある接客で、我々のお酒が飲み終わる数秒前に「お飲み物、何になさいましょうか?」とお声がけしてきます。たぶん、数秒先の未来が見えるスタンドの使い手。
5段階評価
- 料理・味:★★★★
- サービス:★★★★
- 雰囲気・居心地:★★★★
- コスパ:★★★★
- お酒・ドリンク:★★★★
料金・価格
2人でさんざん飲み食いして、一人あたり8,000円。ドリンクは一人6杯位飲んだので、それを踏まえると、相当安いです。冒頭にも書きましたが、ワインの値付けも良心的で、かつ、なみなみと注いでくれるんで、コスパはそーとー良いかなぁと。
料理・コース
・ごろっとパテドカンパーニュ
名前の通りごろっとしており、厚さは数センチはあります。食べ応え十分。お肉の濃厚な旨味もたまりません。さらには、ナッツもゴロゴロ入っており、カリカリとした食感も楽しめます。これだけ大きいパテだと、そのねっとりとした食感に飽きがちですが、それを回避するための工夫が施された感じ。匠。
・福岡県産 王りんぎのグリル
芳醇な香り、うまみ、ジューシーさ、コリコリとした食感、武器がたくさんある一品。言わずもがな、美味しい。友人がトイレに行った隙にペロッと平らげちゃいました。
・真鯵のカルパッチョ
鯵の独特の旨味もさることながら、一切れ一切れが大きく、満足度高し。ここで気づきましたが、このお店、素材にもかなりこだわりがありますね、上質です。
・牡蠣のオーブン焼き3種盛り合わせ(牡蠣オイルとゴルゴンゾーラ、香草パン粉焼き、生ハムと燻り漬け焼き)
本日のBEST。牡蠣をいろいろな形で楽しめる一品です。牡蠣オイルとゴルゴンゾーラは、濃厚でコクのある味に仕上がってます。香草パン粉焼きは、外側はカリッと内側の牡蠣はぷりぷり、その食感のコントラストが楽しめます。生ハムと燻り漬け焼きは塩味を助長した感じ、ワインがぐいぐい進みます。
・白子の香草バターソテー
前の品の牡蠣の香草パン粉焼きの延長線上にある一品。食感はほぼイコールですが、牡蠣と違って、身はかなり大きめなので、より食べ応えが感じられます。
大満足です、また来よっと。
ごちそうさまでした。
店舗情報
- 住所:東京都目黒区青葉台3-19-10 2F
- 最寄り駅:東急田園都市線池尻大橋駅東口から徒歩11分、東急東横線中目黒駅西口1から徒歩15分、京王井の頭線神泉駅南口から徒歩16分
- 予約:食べログほか
- 営業時間:12:00 - 14:30、17:00 - 00:00(L.O. 23:00)
- 定休日:月曜日